指示や注意をする際の心がけ
- ちゃいるどさぽーと事務局
- 2018年5月21日
- 読了時間: 2分

私がセラピーで子供と接する際に心がけていることがあります。それは、指示を何度も出さない、ということです。セラピー中の課題の指示を出す際はもちろんですが、自由時間に遊んでいる際の指示も同様です。
例えば、セラピーの自由時間に遊んでいて、セラピーを再開する際、「座って」と指示を出します。遊びに夢中になっていると、この指示が通らず、そのまま遊び続けることがあります。ここで、椅子に戻ってくるまで何度も「こっちきて」「座るよ」「おいで」などと指示を出し続けないようにします。指示は1回、それで通らなかったらせめてもう1回の指示で、遊びをやめさせ、連れてきて椅子に座るようにします。
最終的には、1回の指示で、子供が遊びをやめ、椅子に座るようになってほしいのです。何度も指示を出していたら、子供は、1回目の指示を聞いても、今やめなくてもいいか、と思うようになり、すぐ動かなくなってしまいます。
また、指示を出す際も気を付けていることがあります。遠い場所から大声で指示を出すのではなく、なるべく子供の近くに行って言う、ということです。日頃から、大声で注意や指示をせずに行動できるようにしておくことで、屋外(乗り物や公共の場所など)での活動の際にも周囲の人を驚かせずに応用が可能となるメリットもあります。
セラピーの時間も、普段接する場合でも、指示を出したり、注意したりする際のポイントは、「何度も言わない」「子供の近くに行って言う」「大声で言わない」です。
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